今回は鼻うがいの効果とやり方について解説します!
秋冬になると気温と湿度が下がり、ウイルスにとっては最高に繁殖しやすい季節がやってきます。
ウィルスが好む湿度と温度はこちら。
ウイルスの好む湿度と温度
温度15~18℃以下
湿度40%rh以下
「手洗い、うがい」はそれなりに定着してきたと思いますが、その習慣に今年から一つ付け加えるといいんじゃないかという方法を紹介します。
それは「鼻うがい」です。
風邪予防や花粉症対策に最適で、非常に効果も高いです!
今回は鼻うがいの効果についてお話しします!
こんな方におすすめ
- 鼻うがいって何か知りたい
- 鼻うがいの効果について知りたい
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鼻うがいって何?
鼻うがいとは読んで字のごとく
ウイルスや細菌やほこりは鼻や口を通って体内に侵入してきます。
それを防ぐ方法として、有名なのは「うがい」です。でも、「うがい」って喉に対しての効果です。
一方、ウイルスは鼻からも侵入してきます。そして
図を見てもらうとわかる通り、上咽頭とはだいたい喉ちんこの上あたりです。「うがい」ではさすがここは洗い流せません。というか届きません。
喉のホコリやウイルスの付着は、うがいやマスクをすることで多少の予防にはなりますが、この上咽頭付近や鼻に対してはほとんどの人が対策をとってないと思います。
そこで「鼻うがい」です。
鼻うがいのやり方
やり方をざっくり説明すると
鼻うがいのやり方
- 生理食塩水を用意する(塩分濃度0.9%、温度は36〜38℃くらい)
- ペットボトルやコップ、洗面器などに生理食塩水を入れて、片方の鼻を押さえながら、もう片方の鼻に吸い込む。そして出す。「アー」か「エー」と声を出しながらやるとやりやすい
- 両方の鼻を2、3回くらいづつやる
- 慣れてきたら吸った方とは違う方の鼻から出す
生理食塩水というと何だか難しい気がしますが、安心してください、簡単です。
塩分濃度0.9%というのは、例えば1ℓのぬるま湯に対して9gの塩を足して混ぜてあげるだけです。だいたいでも大丈夫です。
ポイントは
36〜38度くらいのぬるま湯に塩を足す(体温と同じくらいか少し熱いくらい)
間違っても水でやらない方がいいです。鼻がめっちゃツンとして痛いので、もう2度とやりたくなくなります。
プールや水中で逆さまになって鼻に水が入ったときのアレです。慣れている猛者は水のままやって、鼻(主に上咽頭)の鍛錬にするそうですが、、、
その痛みを和らげるのに最適なのが、ぬるま湯と塩というわけです。体液と浸透圧が同じなのでツンとこなくなるわけです。
これを1日朝晩の2回やると効果的です。
何だか怖いなーとかうまくできるか不安な人は、市販の鼻うがい器具を使うといいです。
手軽で安全にできるオススメの鼻うがい器具に関してはこちら。
鼻うがいの注意点
鼻うがいにも注意点があります。
1日に何度もやらない
1日に何度もやる必要はないです。何でもやり過ぎはよくないので、1日2回もやれば十分です。
鼻うがいの最中に唾をのまない
鼻うがいの最中に唾を飲もうとすると、耳に入ってしまう可能性があります。
鼻うがい直後に鼻を強くかまない
軽くなら鼻をかんでも大丈夫ですが、鼻うがいの後に強くかむと中耳炎になる可能性があります。
鼻詰まりがひどい時はやらない
鼻詰まりがひどいときは、炎症もあるので落ち着くまではやらないほうが良いです。少し時間をおいて、鼻の通りが良くなってきたらやりましょう。
鼻うがいは、どうしても場所的に耳に近いので、上に挙げたことには注意が必要になります。ただ、これさえ守っていれば、何の問題もありません。
鼻うがいの効果は?
鼻うがいの効果としては
鼻うがいの効果
- 鼻の不快感の解消(鼻詰まりなど)
- アレルギー性鼻炎の緩和
- 副鼻腔炎の緩和
- 花粉症や黄砂、ハウスダストなどの洗浄、除去
- 風邪の予防
- 免疫機能の向上
- 目や耳の不調の改善
書き出してみると、効果の多さにびっくりします。鼻って普段は鼻をかむくらいでほとんどは触れず、触らずです。
つまり、鼻の中(特に上咽頭)はウイルスも細菌もホコリなどのアレルギー物質も汚れも溜まりっぱなし状態です。そこからこれらの細菌類が体に侵入していき、風邪などを発症させることになります。
「鼻うがい」をして鼻の中と奥をきちんと洗浄することで、多くの効果が得られます。
アーユルヴェーダでは「鼻は脳の入り口」と言われるほど大事にされています。そのため、体内浄化の一つとして鼻うがい(ジャラ・ネーティ)が推奨されています。
鼻うがいをすることで、鼻通りが良くなる他に、鼻が健康になると、睡眠の質が上がったり、目や耳や首の不調が治ったりもします。
実際にこんな研究結果も出ています。
目を見張るような素晴らしい結果が出ているわけではないですが、ちゃんと効果はありそうだという感じです。
正直、鼻うがいは、科学的にはまだどちらかというとマイナーな方法なので、そこまで多くの研究結果や臨床結果があるわけではないですが、実際に耳鼻科などでは鼻うがいを薦められます。
僕も毎日ではないですが、10年以上鼻うがいをやってます。何か鼻が詰まってきたなとか、調子がおかしい時に鼻うがいをやると確実に調子は良くなります。
何で鼻うがいにこんな効果があるのか?
鼻うがいのコツは塩水(生理食塩水)ということです。
基本的に悪玉菌やウイルスは塩に弱いので、塩水が鼻の中(鼻腔内)を通ることによって、これらのウイルスたちもやっつけてくれるというわけです。ポイントとしては
ポイント
口腔内だけを洗う「うがい」より、常に空気に晒され、ほこりやウイルスや細菌などが付着する可能性の高い鼻を洗い流すほうが、風邪などの流行病の予防には効果的
口と鼻は空気の通り道でもあり、細菌やウイルスの通り道でもあります。だからこそ、鼻も「鼻うがい」できれいにしときましょって話です。
ちなみに付け加えると、風邪予防の観点から言っても、口呼吸より鼻呼吸を強くオススメします。
鼻うがいの効果まとめ
鼻うがいのやり方
- 生理食塩水を用意する(塩分濃度0.9%、温度は36〜38℃くらい)
- ペットボトルやコップ、洗面器などに生理食塩水を入れて、片方の鼻を押さえながら、もう片方の鼻に吸い込む。そして出す
- 両方の鼻を2、3回くらいづつやる
- 慣れてきたら吸った方とは違う方の鼻から出す
鼻うがいの注意点
1日に何度もやらない
やってる最中に唾をのまない
鼻うがい直後に鼻を強くかまない
鼻詰まりがひどい時はやらない
鼻うがいの効果
- 鼻の不快感の解消
- アレルギー性鼻炎の緩和
- 副鼻腔炎の緩和
- 花粉症や黄砂、ハウスダストなどの洗浄、除去
- 風邪の予防
オススメの鼻うがい器具に関してはこちら。
今回は以上になります。試してみ!