今回は、前回のグルテンフリーに続いて、シュガーフリーです。
こんな方におすすめ
- シュガーフリー(砂糖断ち)の効果を知りたい
- 何だか体調がイマイチな人
- 精神的に安定しないと感じる人
シュガーフリーとは読んで字のごとく、砂糖を食べるのをやめることです。
そして、シュガーフリーにすることで身体にとっても脳にとって、とても大きな効果があります。
目次
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シュガーフリーの素晴らしき効果
シュガーフリーの素晴らしき効果
- ダイエット効果がある
- 頭がすっきりして体調が良くなり、精神が安定するようになる
- アンチエイジング効果が高く若返る
理由を見ていきましょう。
シュガーフリーによるダイエット効果について
シュガーフリーを行うと体重がだいたいの人は痩せます。
これは、砂糖自体によるところもあるのですが、砂糖が入った食品を食べないという点が大きな理由になります。砂糖が入った主な食品を見てみましょう。
砂糖が入った主な商品
- アイス、シャーベット、ケーキ類全般
- クッキー、マドレーヌなどの焼き菓子全般
- 炭酸飲料、清涼飲料水などのジュース類全般
- 菓子パン類全般
- チョコレート、お菓子類全般
どれも美味しいですが、カロリーが高いものばかりですね。そして、1日のうちについつい何度か食べてしまうものが多いと思います。
ちょっとしたお菓子をおやつ代わりに食べている人も多いと思います。そういう人は、これらの食品を食べないだけで、1日の摂取カロリーも減ります。
摂取カロリーが減れば、運動などをしなくても自然と痩せます。
そして小麦粉つまりグルテンとセットになってるものが多いです。それにしても、脂肪とグルテン、そして砂糖の組み合わせはそれだけで飛び抜けてヤバイですね。味と身体にとって善悪両方の意味で。
味はどうしても美味しく感じてしまうのです。個人の意思とは関係なく脳が勝手にそう判断します。これは、はるか昔に狩猟生活をしていた頃の脳の記憶、生物としての防衛装置の一つと言われれます。
生きていくために、脂肪分を蓄えなければならなかったし、当時「甘み」を持つはちみつなどはカロリーが高くとても貴重だったため、「甘味」を発見する舌の能力が大事だったのです。
そのため今でも、甘みを感じる舌の味蕾は舌表面の2/3を占めているのです。
続いてはこちらです。
頭がすっきりして、精神が安定するようになる理由
砂糖(砂糖が入った食品)は基本的に血糖値を急降下させます。血糖値スパイクというやつです。
これは小麦に代表されるグルテンと同じなのですが、急激な血糖値の急降下はある意味「依存」につながります。
グルテンフリーの【素晴らしき効果】
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ここで血糖値の急降下による依存のメカニズムを見てみましょう。
血糖値の急降下による依存のメカニズム
・砂糖は分子が小さいため、吸収が早く血糖値が急上昇、その過程でドーパミンがドバドバ(美味しい!幸せ!と感じる。)
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・上がった血糖値を下げるためにインシュリンが大量に分泌
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・大量のインシュリンの分泌により血糖値が急降下し低血糖の状態に、ドーパミン減少(眠くなったり、身体や頭が重くなったり)
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・ドーパミン禁断症状、イライラ、抗鬱感、意欲の低下、思考力の低下(イライラし出して、精神も不安定になる)
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・脳が危険と勘違いして「血糖値を上げろ」という信号を出す
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・血糖値を上げるために「砂糖」を繰り返し摂取するようになる(やっぱ美味しいー!幸せー!)
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・この過程が何度も繰り返され、常習性が増し依存状態に陥る
これを見てもわかると思うのですが、自分の意思というよりも、脳と身体のメカニズムによるところが大きいです。
簡単に言うと、「足りないから欲しい」です。これはもう依存であり中毒であってタバコと同じです。
そして、低血糖の状態というのは、多くの場合において「イライラ」します。お腹が空くとイライラする人が多いですが、この状態が低血糖です。もっと悪いことに疲れを感じやすくもなります。
実際に動物実験でも、砂糖が薬物依存と同じ作用をすることが明らかになっています。美味しいという快感を求めて摂取量が増えると、次第に食べる量が増えていきます。
フリスクなどを手放せない人もいると思いますが、これもある意味完全な砂糖依存です。フリスクの成分を見ると分かりますが、砂糖(甘味料)が多く含まれています。
以上のことからも、シュガーフリーにして砂糖を食べないと、血糖値の急降下も少なくなり、イライラすることもなくなることで精神も安定することがわかります。
アメリカ研究では、砂糖を減らしたグループと、普通に食べたグループの行動を比べたときに、砂糖の摂取を減らしたグループは、普通に食べたグループに比べて、反社会的行為が46%低下したという結果があります。
やめておくにこしたことはないですね。
アンチエイジング効果が高く若返る理由
驚いたことに、砂糖は身体を老化させます。というか、老化を進行させます。
これは「糖化」と言って砂糖だけの影響ではなく、炭水化物、揚げ物などの「糖分」と体内のタンパク質が結びついてAges(糖化最終生成物)という老化物質が増えます。これにより、その老化物質が肌、血管、髪、骨に蓄積されて身体の「糖化」と老化が進みます。
前にも書いた通り、砂糖と言うのはたいていの場合は、砂糖単体で食べるよりは、ケーキ屋やクッキー、チョコレート、アイスクリームやジュースで取るので、多くのグルテンや脂肪を多く含むことでより「糖分」が多くなってしまうのです。
血管が「糖化」して老化すると、動脈硬化、さらには心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなります。他にも万病の下になります。
ということは、砂糖を摂らないことで老化を防ぐことができます。つまり、現状維持、もしくは、日常的に大量の砂糖を摂っていた人は、シュガーフリーの生活をすることで、若返ることも可能になります。
最悪の砂糖
これまでシュガーフリーの効果について話してきましたが、少し視点を変えて、どの砂糖が身体にとって一番『毒』かを考えてみます。
結論としては真っ白なあいつです。
注意ポイント
『精製された白砂糖』
白砂糖はどの角度から見てもオススメはできません。甘い顔した悪の権化みたいなものです。
理由としては、白砂糖は不純物を取り除く過程で栄養素がほぼなくなることです。そのために、吸収が早くなり血糖値を乱降下させることになります。
そして麻薬同様、依存への道まっしぐらです。
健康や脳への影響が気になる人は、『白砂糖』を食べないことを誓った方がいいです。できれば早いうちに。思った日が吉日です。
禁煙と同じで、初めはそれなりに大変ですが、効果は抜群です。これだけでだいぶラクになります。
ただ、厳密で原理主義的なシュガーフリーは難しいと思うので、ダイエットにおけるチートデイというか、どうしても「甘いもの」が我慢できなくなったときだけ食べてもいいかなと思うものがあります。
どうしても我慢できなくなったときに摂る甘味
これはマクロビでも定番ですが、てんさい糖(ビーツ)などの自然由来にものが良いです。
他にはステビア、ヤーコンシロップがオススメとなります。料理で必要な場合はこれらを使用しましょう。白砂糖の精製品と違って、色々な栄養素も含まれるので、吸収もゆっくりになります。
シュガーフリーの素晴らしき効果まとめ
砂糖は血糖値を急降下させ、イライラや老化の原因になる上に非常に依存度が高い麻薬です。
つまり、シュガーフリーを実行すれば、上記の症状とはきれいさっぱりと縁を切れて実にすっきりと生活することができます。
お医者さんでも健康のためにシュガーフリーを実行している人はとても多いです。
健康以外にも、シュガーフリーにするとジュースもお菓子もケーキも食べないので、小銭の出費が減ることでお金もたまります。俗な感想ですが、健康に良くてお金もかからない。二兎を得る。
これ、だいぶお得です。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
関連書籍
今のところ最新の食に関する本です。本書ではレクチンに注目して書いてありますが、シュガーフリー、グルテンフリーにも触れられていて勉強になります。食べて良い食品、ダメな食品のまとめが特に役立ちます。
オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)による砂糖(糖質)とアレルギーの関係がとてもよくわかる本です。シュガーフリーが鼻炎、花粉症、ニキビの改善にも効果的というお話。これらもアレルギー反応です。
タイトルに惹かれた方にオススメ。わかりやすいです。やっぱり若返ると思います。シュガーフリーで。
オススメの甘味料
もはや定番のてんさい糖。優しい甘みが特徴です。
知る人ぞ知る、ヤーコンシロップ。一度はお試しあれ。
ヤーコンはスーパーフードの一つです。