今回は、人によっては今後ますます必要になっていくと思われる、グルテンフリーの効果について解説します。
こんな方におすすめ
- グルテンフリーについて知りたい
- グルテンフリーの効果を知りたい
目次
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グルテンフリーとは??
グルテンフリーとは、その名の通りグルテンを一切取らないという食事法です。
ちなみに、グルテンとは
注意ポイント
小麦に含まれるタンパク質
です。小麦は様々な食品に使われています。
小麦(グルテン)を含む食品は以下になります。
グルテンを多く含む食事
- パン、ピザ
- 麺類(パスタ、ラーメン、うどんなど)
- ケーキやビスケット、焼き菓子類
- ホットケーキ、パンケーキ
- シリアル、コーンフレーク類
- 粉もの(お好み焼き、たこ焼き)
グルテンはもはや、この世の中にあるけっこうな食品に含まれています。ほとんど主食となる食品に入っているのも大きいですね。
そして、ケーキやピザ、パスタ、パンでもわかる通り、これらのグルテンは非常に不味いことに、とても美味しいです。
パンとかパスタのモチモチした美味しさはほとんどグルテンによるものです。しかし、このグルテンが実は人体にとって、とても悪い影響を及ぼすことがあります。
グルテンフリーの効果を知る前に、グルテンが引き起こす悪影響を見てみましょう。
グルテンが引き起こす害
グルテンが引き起こす害
- 過敏性腸症候群
- セリアック病
- クローン病
- 潰瘍性大腸炎
- 神経障害
- 副腎疲労
- 多くの不定愁訴
- 体重増加
もう、だいぶ悪いやつです。そして、お気づきの方もいると思いますが、ここでは、「腸」に関係することが多いです。実は、グルテンは第二の脳と言われている腸にとって、とても有害です。
グルテンが腸にとって有害な理由
グルテンの構成成分の一つであるグリアジンは、細胞膜に刺激を送ってゾヌリンという成分を分泌させます。ゾヌリンは、細胞と細胞の隙間を開けて、栄養素の通過を良くする動きがあります。
これ自体は悪くないことなのですが、グルテンを吸収し続けることがゾヌリンが分泌され続けると、タイトジャンクションという細胞と細胞をつなぐ接着剤みたいなものがゆるくなってしまいます。
これがリーキーガット(腸漏れ)と言われて、未消化の物や細菌、毒素がリンパ節、血流などの本来いるはずのない体内に漏れ出てしまうことになるのです。
体内に毒素等が漏れ出してしまうと、炎症などの身体にとって非常に有害な反応を起こします。これが身体にとって様々な悪い影響を作り出してしまう一番の原因になります。
しかも、リーキーガットの怖いところは、神経系にも影響してブレインフォグ(頭がモヤモヤして思考が萎えた状態)の原因にもなったりすることです。
そして、グルテンの有害性の始まりは「腸」からなのです。「万病は腸から始まる」とヒポクラテスは説いたそうです。
それでは、いよいよグルテンフリーの効果について話していきます。
もうおわかりの方も多いと思いますが、グルテンフリーの効果は次のようになります。
グルテンフリーの効果
グルテンフリーの効果
- 腸内環境の改善
- 体質改善
- 生活習慣病の予防
- 神経・免疫システムの改善
腸内改善が一番大きいです。というか、腸内を改善すると、体質改善になり、そのまま生活習慣病の予防になり、神経、免疫システムの改善にまでつながります。
そして上に挙げた4つ以外にも最初にまとめた「グルテンが引き起こす害」の症状も改善されます。ということは、グルテンフリーの生活をすることで、多くの病の可能性が減るのです。
悪さの元が腸からなら、改善される元もまた腸なのです。
グルテンフリーの効果を実感した話
僕自身は今現在、厳密なグルテンフリー生活を送ってはいないのですが、普段からほぼ摂らない生活をしています。あと、七号食の記事でも書きましたが
スーパーデトックス!【最高の七号食ダイエット】
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定期的にデトックスと称して、ほとんどの食品を摂らない生活をしています。もちろん、調子は良い感じです。
その上での経験談ですが、七号食とかで2週間くらいでもグルテンを絶って、その後にグルテンを含んだものを食べると、身体がすごーくだるくなり、頭が重くなります。
グルテン不耐症やアレルギーを正確に検査したわけではないのですが、僕自身もグルテンは身体には合ってないなと思います。
こうやってだいたいのことは自分の身体で実験しているので、僕にとってはこれが一つの真実になります。
まず自分でやってみて(試してみて)自分の調子が良くなる方法を探るのが健康法の王道の一歩です。
また、何人かの友人知人がグルテンフリーに取り組んでいますが、1人は年齢は50代で、若い頃からずーっとボクシングをやっていたのですが、ある日から反射神経的なものや、とっさにパンチを出すと言ったような、頭で思った通りのことをすぐ身体で動かす動きが衰えてきたそうです。
初めは加齢によるものだと思って諦めていたそうですが、グルテンフリーをしてからは昔のように、とまでは行かないまでも、反射神経や頭と身体の誤差がだいぶ減ったと言っていました。
プロテニスプレイヤーのジョコビッチ選手もそうですね。グルテンフリーにしてからの精神、肉体面で変化、効果の大きさを実感しています。
ブレインフォグや偏頭痛が治ったなんて人もいます。
グルテン不耐症の人はもちろん、普通の人でも不調を感じたりしている時は2週間ほどでも良いのでグルテンフリーを試してみると良いですね。
普段の食事からグルテンを抜くだけなので特にお金もかかりません。ただ、このグルテンフリーはなかなか難しいのです。
グルテンをやめる難しさ、グルテンフリーの難しさ
グルテンというのはだいぶ困ったもので、最初に書いた通り、ものすごく美味しいのと様々な食品に入っているため、すぐにやめるのが難しい人が多いと思います。
朝食はパン派の人とか、イタリアンが大好きとか、麺類は2日に一回は食べたいとか、、、
なぜこういうことになるかというと、グルテンの美味しさ(成分)はグリアドルフィンというモルヒネに似た物質(ペプチド)に分解されるので、脳内に入ると麻薬のように中毒症状を引き起こします。
極端に言うと、「美味しいと感じる麻薬」「もっと欲しくなる麻薬食」でしょうか。タバコのニコチンと同じですね。
また、グルテンを含む食品・食事はとても多いの普通に生活していても難しい面があります。ラーメンダメ、うどんダメ、お好み焼きダメ、ピザダメ、パスタダメ、ケーキとかももちろんダメです。
そして、人付き合いが多い人は外食も多くなり、そうなるとまとまった期間をグルテンフリーの生活にするのは難しいと思います。
しかし、長い人生を考えれば、たかだか2週間、人との付き合いを数回断ったところで人生には微塵の影響もありません。
どうしてもの場合は和食とかにするのも手です。グルテンを含まない食事で美味しものも山ほどあります。
そしてグルテンフリー生活の2週間で、今後未来の自分にとっても有意義でタメになる知見や経験を得られる可能性もあります。身体が軽くなったり、頭がすっきりしてきたら儲けものです!
ぜひ、やってみましょう!
グルテンフリーまとめ
グルテン不耐症の人はもとより、一般的にもグルテンは、腸内環境を荒らし、身体や精神にとって色々な病気の元になる可能性が非常に高いです。
グルテンフリーはダイエットという身近な目的から、腸内環境を整え体質改善、体調改善まで広範囲に渡利、大きな効果が見込めます。
「なんか最近体調が優れない・・・」とか思ったら、まずはグルテンを一定期間抜いてみることをオススメします。お金はかかりません。でも、効果は非常に高いです。
今回は以上になります。試してみ!
オススメ関連書籍
プロテニスプレイヤージョコビッチ選手のグルテンフリーを一躍有名にした名著。
これを読んでグルテンフリーに興味を持った方も多いと思います。ここではグルテン だけでなく砂糖にも言及されていますが。非常に読みやすく著者の人間性や価値観もうかがえる、読んで損のない一冊です。
「ニューヨークタイムズ」紙、本のベストセラー第一位、アマゾン「US」売り上げ第一位、だそうです。
なかなかわかりやす衝撃的なタイトルですが、内容もなかなか過激な物言いがあり、とても面白いです。
タイトルで損をしている気もしてますが、著者は神経科医で栄養学にも通じた脳の専門家です。
そのため、ずばりグルテンはもちろん炭水化物などの糖質が脳に与える影響を中心にまとめた本です。グルテンや糖質について知りたい方。そして、これらが腸に与える影響、そして脳に与える影響を知りたい方にはオススメの一冊となります。
高城剛氏の最新著書。氏が世界中を飛び回り、数々の先端医療現場の医師とのインタビュー、自身の検査によって得た最新の医療事情、デトックス方法を知ることができます。
もちろん、グルテンについても。そしてこの本の優れているところは、グルテンをやめるだけではなく、グルテンをやめた後にすることまで書かれていることです。腸内環境の整え方や、デトックスの仕方を3日、3週間、3ヶ月に渡る方法を丁寧に説明、解説されています。どれも試してみたくなることばかり。オススメです!
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