今回は本当に怖い歯軋り(はぎしり)とその対策の話です。
歯軋りは本当に怖いです。
僕は10年前くらいから歯軋りが始まり、そのまま放っておいたら歯を一本失いました。
こんな方におすすめ
- 歯軋りの怖さについて知りたい
- 歯軋りの対策法を知りたい
目次
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歯軋りの怖さとは?
歯軋りの原因は様々ですが、主にストレスや歯の噛み合わせに問題があることが多いそうですが
そのメカニズムははっきりとわかっていません。
ただ、個人の経験から確実にわかっているのは、そのまま放っておくと、歯を失うことにもなるということです。
僕自身は、ゴリゴリという一般的な歯軋りでした。
これは就寝時に歯をゴリゴリと強い力で擦り合わせることで、近くで寝ている人が不快に思うくらい大きな音が出る場合もあります。
ちなみに、ここで一番危ないのが、強い力で擦り合わせることです。
注意
一説によると体重の3〜5倍のくらいの強さの力が加わります。
一晩のうちにどのくらいの時間歯軋りしているのかは分かりませんが、何度もそんな強さが歯にかかれば当然、歯にも悪影響が出ます。
歯軋りによる歯への悪影響
ざざっとわかるだけでも以下になります。
歯軋りによる歯への悪影響
- 歯が擦り減り、知覚過敏などの原因になる
- 歯の詰め物が取れやすくなる
- 歯周病になりやすくなる
- 歯が割れてしまう
上から順に症状が重くなります。
ちなみに僕は歯が割れてしまいました。
歯が割れることによる想像を絶する痛み
厳密に言うと、就寝時に歯が割れたわけではなく、実際には食事中に割れました。
ちょっと硬いものを噛んだ拍子に、ゴキィィ!!!と音が鳴り響きました。
その直後に信じられない痛みが襲ってきました。
もう想像を絶しました。出産の痛みは鼻からスイカを出すようなものだと言いますが、歯が折れた痛みは、骨を薪割りされた感じです。
何より嫌だったのがその痛みが2日は続いたことです。
(仕事の都合で歯医者に行けたのが二日後でした・・・)
痛風は風が当たるだけで痛む。歯が折れたら歯に少しの刺激があるだけで思わず声が出るくらいの痛みです。
しまいには痛みから具合が悪くなるのでほとんど食事も取れませんでした。
やっとの思いで歯医者に言ったら、「歯根破折」と診断されました。
「歯根破折」とは読んで字の如く歯の根っこから割れてしまっているので、神経を抜く「根菅治療」をして、欠けた歯をボンドでとめてみて、延命をはかり、それでもダメなら抜歯ということでした。
歯の怖いところは、『抜いたらもう二度と生えてこない』ということなので、何とか歯の延命治療をしてもらいました。そして、それにはなかなかのお金が必要になりました。
根菅治療にかかった費用
ざっくり15万くらいかかりました。大金です。
根幹治療は、痛みを取るために、歯の神経を抜きます。歯の神経を抜くと、その歯はほぼ「死んだ歯」になります。
神経という管を通って補給されていた栄養も何もかもが歯にも届かなくなるからです。
そうなると、歯は途端にもろくなります。根と水分がない植物がどうなるかを想像するとすぐわかると思いますが、歯も枯れます。
歯が枯れると色が黒くなってきて見栄えも悪くなってしまうため、ジルコニアという素材の被せ物をしました。
この素材が高かったです。実際に、歯の根本は黒くなってしまっていますが、ジルコニアを被せている部分は普通の歯に見えるので何とか誤魔化せてるなという感じです。
ちなみにその歯医者さんも、歯軋りで歯を失ったことがあるそうです。
猿も木から落ちるということわざ通りに歯軋りとは言え、軽く考えない方が良いです。
そこで、何度か通院する中で、歯医者さんと話してみた結果辿り着いた、最も現実的で効果的な歯軋りの対策を知りました。
歯軋りに対する最も現実的な対策
それは、マウスピースです。
冒頭にも書きましたが、歯軋りのメカニズムはわかっていません。
ストレスが原因の一部だと言われることから、認知療法的な治療をすると改善はされるという話はありますが、どこまで改善されるかはまだ微妙です
そうなると、現実的に「歯軋りが起こっても歯に対する悪影響をいかになくすか」しか対策はなくなります。
そうなると、もう歯軋りの対策としてはマウスピース一択になります。
マウスピースにかかる費用
初めは5000円くらいです。
初めはマウスピースを作るための歯型を取らなくてはならないので、その作成費用がかかります。
マウスピースは正直消耗品なので歯軋りが続く限りは、破れてきたりして作り直す必要が出てきます。
ただ、歯型があれば二度目からの作成は2、3000円で済みます。
マウスピースを使った感想
マウスピースは、睡眠時にすることも考えられているために素材もだいぶ薄いです。
ただ、初めはどうしても多少の違和感はあるかもしれませんが、1週間くらいすると慣れます。
慣れると不思議でマウスピースをしないで寝るのがちょっと怖くなります。剥き出しの歯を歯軋りで痛める怖さがあるからです。
そう言った意味でも、マウスピースをして寝る安心感はすごいです。
こういう「安心感」は精神衛生上とても大事です。
歯軋りの疑いがある人は、明日にでも歯医者に行って相談してマウスピースを作りましょう。
本当に怖い歯軋りとその対策まとめ
歯軋りが原因で歯も折れることがあります。
そうなると根管治療が必要になり、最悪の場合は抜歯することになり歯を失います。
失った歯は二度と戻ってこないため、インプラント等の対策が必要になり、そうなると何十万ものお金も必要になります。
その予防のためにも数千円でできるマウスピースを作って使用するのが、歯軋りにとっての最も現実的で効果的な対策になります。
躊躇せずに、そして歯軋りだと言って軽く考えずに、歯医者に行きましょう。
繰り返しますが、歯軋りで歯を失うこともあります。
今回は以上です、最後までお読みいただきありがとうございました。
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