寒さが厳しい厳冬期になると欲しくなるのが、「重量級の防寒アウター」!
普通のダウンじゃ寒くて少し物足りない、10年に1度の最強寒波が来ても耐えられる、最強の防寒性を持ったアウターが欲しい。
そんな時に選択肢の1つに上がるのが【カナダグース】ですね。
ただ、数年前から人気が出過ぎて、人と被るし、カナダグースのロゴを見飽きた人も多いと思います。
そこで、今回は僕が実際に着用している、パタゴニアの【フローズン・レンジ・パーカ】を紹介します!
厳冬期に大活躍する【重量級アウター】として、もちろんデザイン、機能ともに秀逸です!
真冬のアイルランドや冬の雪山から、真夏の沖縄まで撮影隊のプロとして活躍する筆者が、1月、2月の厳冬期に大活躍の【パタゴニアのフローズン・レンジ・パーカ】を、実際に使用する中で気付いた点、メリット・デメリット・使用感を忖度なしに徹底レビューします!
目次
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フローズン・レンジ・パーカの基本情報
商品名 :フローズン・レンジ・パーカ
ブランド:パタゴニア
シェル :2層構造のゴアテックス、DWR加工
裏地 :1.2オンス・リサイクル・ナイロン・リップストップ
ダウン :700フィルパワー・リサイクル・ダウン
重量 :1253g
価格 :104500円(税込)
サイズ表
※横スクロールできます。
XS | S | M | L | XL | |
身幅 | 55 | 58 | 62 | 67 | 79 |
着丈 | 80 | 83 | 85 | 88 | 90 |
裄丈 | 86 | 89 | 91 | 94 | 97 |
詳しく説明していきます!
パタゴニア・フローズンレンジパーカの3つのすごいポイント!
パタゴニア製品の中で最も温かいダウン
シェル(表地)がゴアテックスによる、耐天候性の高さ
他製品とは違う個性的なデザイン
①パタゴニア製品の中で最も温かいダウン
最強の保温性
実際に1月〜2月の厳冬期の過酷なロケでも大活躍!
【フローズン・レンジ・パーカ】なしでの、外での撮影は考えられないくらい愛用してます。
もちろん、ロケ等の撮影に限らず、日常〜アウトドアでも活躍!
見た目でもわかる、寝袋のように肉厚でたっぷり入ったダウンと、バッフル構造
バッフル構造
ダウンの偏りを防ぎ、最大限の保温性を保つ
着た瞬間から温かく、心地よく気持ちいい。毛布と羽毛布団に包まれている感じ。
ダウンも【700フィルパワー】なので、問題なし!
吹雪の雪山だろうが、適切な【ミドルレイヤー】を選んで、最後はこれさえあれば大丈夫!という安心感があります。
特徴的なデザインの襟元とフードは、保温性を最大にする2通りの方法で調節可能なシュノーケル型フード。
もちろん、ダウンがたっぷりと詰まってます。
襟とチンフラップには、マイクロフリースの裏地付きで肌触りの良さと保温性をしっかり確保!
袖口はリブ付きのストームカフス仕様で、防風・保温性UP。
袖口から入ってくる冷気を、完全にシャットアウト。
フロントポケットは、ジッパー式のため、ものを落とす心配がありません。
ポケット中は起毛ジャージの裏地仕様の、ハンドウォーマー機能付き。
手を入れると温かいハンドウォーマーって、あると地味に嬉しい機能の1つ。
着丈も絶妙なミディアム丈で、動きやすい長さをキープしながら、腰、お尻をしっかりガード。
お尻が隠れるくらいまでの着丈だと、下からくる冷気を防いでくれるので、温かさが倍増します。
お腹周りには臓器が固まっているので、お腹と腰を冷やさないのが寒さ対策として、とても大事。
フロントジッパーも、ボタン付きのフルレングス。
ジッパーはもちろん、耐久性、使用感、ジッパーの滑りともに最高の世界に誇れる【YKK製】。
大きめのジッパーを採用していることで、手袋着用時にも開け閉めが簡単にできます。
ボタン部分がフラップになっているので、ジッパーを閉めて、ボタンを留めると防風性がより高まり、保温性もアップ!
まさに最強のアウターです!
②シェルがゴアテックスによる最強の耐天候性
さまざまな天候の変化に対応
GORE-TEXは防水性、透湿性に優れた生地。かつ、中の温度をキープしてくれるので、ダウンや【ミドルレイヤー】の温かさが外に逃げないのも嬉しいポイント。
ゴアテックス生地は丈夫なので、ダウンにありがちな枝や何かにひっかけて、表の生地が破れて中のダウンが出てきちゃうみたいなこともありません。
おすすめポイント
シェルがゴアテックスなので、ダウンなのにそこそこ乱暴に扱っても大丈夫な安心さがある
服やギアなどで大事なのは、気兼ねなく愛用・着用できること。
その点で、高い保温性、耐天候性、丈夫さを考えると、【フローズン・レンジ・パーカ】は、寒い季節に万能とも言える、とっても使いやすい最強の製品です!
③他製品とは一味違う個性的なデザイン
デザイン秀逸
首元まで覆われた存在感とボリューム感のあるフードデザイン
デザインのアクセントして素晴らしい、大きめの猫目型ボタン
スタイリッシュで、光沢感が少ないマットな質感の生地
【フローズン・レンジ・パーカ】のようなデザインは、一見ありそうで、なかなかありません。
独特な襟のデザイン。
首元まですっぽり覆われるので防寒製もよりUP!
また、首元にボリュームが出るのでファッション性も高いですね。
特徴的な大きな猫目ボタン
デザインのアクセントになってくれて好きなポイント!
大きめなので、グローブ(手袋)をはめていても、外しやすいです。細部まで考えられてます。
どれも格好良いーー!
他の重量級のダウンとして有名なのは「カナダグース」のジャスパー
「ウールリッチ」のアークティックパーカ
「ノースフェイス」のアンタークティカパーカ
ご覧の通り、実はけっこうデザインが似てます。
試着含めて、ここに挙げた全ての商品を試しましたが、【フローズン・レンジ・パーカ】が1番軽かったです。
丈夫さを持ちながら、温かくて軽いってアウターとしては貴重!
パタゴニアもこの手のデザインの製品を作ろうと思えば、余裕で作れるでしょう。
ただ、あえて似せて作らずに、ちょっと違う感じのデザインを採用しているのが面白いし、街で被ることが少ないのも、好きなポイントです!
街(ストリート)で人気が出過ぎて、個人的に冷めてしまったノースフェイスのようにならないで欲しい、、、
パタゴニア・フローズンレンジパーカのサイズ感
サイズ表
※横スクロールできます。
XS | S | M | L | XL | |
身幅 | 55 | 58 | 62 | 67 | 79 |
着丈 | 80 | 83 | 85 | 88 | 90 |
裄丈 | 86 | 89 | 91 | 94 | 97 |
通常のパタゴニア製品はUS規格のため、同じサイズでも、日本のサイズより1サイズ大きめです。
サイズ選び
【フローズン・レンジ・ジャケット】も日本サイズより1サイズ下げ
サイズ表を参考にしてもらうと一番良いですが、基本的には従来のパタゴニア製品と同じように、日本のサイズより1サイズ下げると、ちょうど良い感じ。
通常「M」サイズなら、今製品では「S」といった感じです。
僕も日本サイズなら「M」ですが、【フローズン・レンジ・ジャケット】はSサイズで、ミドルレイヤーもそこそこ着込めるくらいなので、ちょうど良いです。
サイズ選びの参考になれば!
パタゴニア・フローズンレンジパーカの3つの気になるポイント
「ゴアテックス+ダウン」の組み合わせによる、お手入れの
厳冬期以外は着るチャンスがあまりない
価格が高め
説明していきます!
①ダウンとゴアテックスなので、お手入れに気を使う
ダウンは素晴らしい素材で、ゴアテックスも素晴らしい素材です。
先ほども説明しましたが、この2つが組み合わせると、保温、防風、耐水性の高さ(耐天候性)では最強の組み合わせになります。
ただ、この2つが組み合わさることで、お手入れ(主に洗濯)が難しくなります。
個人的には、ダウン製品単体、ゴアテックス製品単体なら、迷いなく家で洗います。
洗濯タグの表示を見ると、家でも洗うのが可能ですね!
ただ、ダウンとGORE-TEXの2つの素材が組み合わさって、価格の高い製品となると、失敗が怖くなってしまい、ついついクリーニングに頼っています。
ココに注意
個人的な統計だと、【GORE-TEX+ダウン】製品の「家で洗濯派」と「クリーニング派」は、【3:7】くらいの感じです。
家での洗濯機洗いを試してみたいので、今年あたりは挑戦するかもしれません。
②重量アウターゆえ、着る期間が限られる
1月〜2月下旬
個人的には、12月に寒波が来て寒くなれば、12月も着ます。
ただ、ロケなどの撮影をしていると、最も寒いのは1月、2月なので、12月に防寒着をフルパワーにせずに、1番寒い時期に備えて、あえて余力を持たせたりします。
年内にアウターとして着るのは、アークテリクスの【アトムAR】や、パタゴニアの【ジャクソン・グレーシャー・ジャケット】がメイン。
そのため、ここでは着用時期を「1月〜2月下旬」としています。
ですが、一般的には12月の都内でカナダグースを着ている人が多いように、地域によっても変わりますが、【ミドルレイヤー】を調整すれば、都内では【12月〜3月初旬】までは着れますね。
もっと寒い地域の方は、より長く着ることができます!
③簡単には買えない価格
104500円!!
10万を超える衣料って、簡単には買える額ではないので、買うのに勇気が入ります。
僕は、真冬のロケの寒さが身に染みているので、どうしても保温性、耐天候性の高いアウターが必要になり、清水の舞台から飛び降りる思いで、この製品を買いました。
今年で、3シーズン目になります。
まだ全然ヘタってません。
デザイン含めて、いまだに愛用しているし、10年に1度の寒波が着ても、【ミドルレイヤー】を考えて、【フローズン・レンジ・パーカ】があれば、たとえ1日中外にいることになったとしても、なんとかなります。
重量級アウターゆえの、着用期間の短さが、製品寿命を長持ちさせてくれるので、限りなく少なく見積もっても、あと2年は余裕で着れます。
10万円だとしても5年着れば、1年で2万円。
考え方次第ですが、好きなものを何年にも渡って長く着るのであれば、決して安くない製品ではありますが、そこまで高くは感じません。
そして、【フローズン・レンジ・パーカ】は、長きに渡って着ることができる機能とデザイン性を持った素晴らしい製品です。
【最強の防寒アウター】パタゴニア・フローズン・レンジ・パーカ【徹底レビュー!】まとめ
商品名 :フローズン・レンジ・パーカ
ブランド:パタゴニア
シェル :2層構造のゴアテックス、DWR加工
裏地 :1.2オンス・リサイクル・ナイロン・リップストップ
ダウン :700フィルパワー・リサイクル・ダウン
重量 :1253g
価格 :104500円(税込)
サイズ表
※横スクロールできます。
XS | S | M | L | XL | |
身幅 | 55 | 58 | 62 | 67 | 79 |
着丈 | 80 | 83 | 85 | 88 | 90 |
裄丈 | 86 | 89 | 91 | 94 | 97 |
「パタゴニア製品の中で最も温かいダウン」って言われると、どんなものか試したくなりませんか?
僕は実際に試して思いました。ああ、温かい、と。
パタゴニアの【フローズン・レンジ・パーカ】の値段は、決して安くはありません。
ただ、長期間に渡って着ることができる【耐久性、スペック、デザイン】がある製品です。
もう3年着ていますが、いまだに1,2月の厳冬期のエースとして君臨しています。生地もへたらずに良い感じのまま!
あと何年着れるかはわかりませんが、今の表情を見る限り、まだまだいけるでしょう!
逆に、この製品が何年したらヘタってくるのか、着れなくなるかを、今後も着続けて試していこうと思います。
この最強の防寒アウター【フローズン・レンジ・パーカ】を!