雑記

【"伝説の"眼鏡のとよふく】それって本当に見えてる?世界はこうも立体的で奥行きがあったのか!【体験記】

眼鏡のとよふく

今日は約3年ぶりに眼鏡を新調するため、都内在住としては遠路はるばる、千葉県の佐倉市にある『眼鏡のとよふく』に行ってきました。

この『眼鏡のとよふく』、そんじょそこらの眼鏡屋さんとは大違いなんです。

今の会長が三代目で、先代は昭和天皇の眼鏡も作ったとか。

ここで眼鏡合わせをしてもらった眼鏡をかけると、眼が良くなり、人生も開けるとか。

お客さんも、整体師や役者、スポーツ選手から宇宙飛行士、社長まで様々。

今回はそんな伝説の『眼鏡のとよふく』の魅力を、10年通い眼鏡を4本作った僕が、何の忖度もなしに書いてみます。

 

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『眼鏡のとよふく』のここがすごい

検査項目の多さと検査時間の長さ

予約を入れた初めの電話で15分

当日お店で、問診10分くらい、検眼が1、5時間

フレームの調整にもたっぷり15分以上

初めて『眼鏡のとよふく』行ったのはもう10年くらい前です。今でもはっきりと覚えているのが、初めに電話で予約を入れたときの質問の多さ。

コンタクトの使用歴はあるか?から始まり、普段食べているもの、甘いものは好きかとか、パソコンを使う時間とか生活習慣を、洗いざらい10分くらい聞かれました。

予約を入れるだけで、この質問の長さは初めてだったので、だいぶ驚きながら、電話代が…って思いました。

これは、ただ眼鏡を作るだけでじゃなく

その人の生活習慣を考えた上で、その人に一番合う眼鏡を作ってくれる

ということです。

検査当日のお店での流れは、これまた色々な問診票に記入したり、色々聞かれたのちにやっと検査。

検査して頂いたのは、もうそれなりに高齢でありながら、背筋がキチッと伸びて、しっかりとしたスーツを着た豊福(とよふく)先生でした。

 

独特の検査方法

両眼視機能検査

検査も独特で、普通なら「C」が見える範囲を答えて、必要な度数に合わせて終わりじゃないですか?

でも、『眼鏡のとよふく』さんでは、棒の先についてあるニコちゃんマークを目で追ったり、たての棒と横の棒のどちらがはっきりと見えるかとか、それがうまく重なる場所はどこかとか、赤と緑の色のある文字のどっちが濃く見えるとか、ほかにも様々な検査がありました。

その検査時間だけで1、5時間くらいはかかったと思います。

『眼鏡のとよふく』さんは『両眼視機能検査」なので、片眼ずつ視力を合わせるのではなく、ちゃんと「両眼で見たときの見え方」で視力を合わせてくれるので、検査も複雑で多いのです。

個人的にはこの『両眼視機能検査」が眼鏡を作るときの標準になればいいのにと思います。それほどこの検査方法で合わせてもらった眼鏡はすごい。

ただ、

健康診断で視力検査をすると、左右の眼で視力はバラバラ

片眼で合わせてないからですね。これは「大丈夫か?」って、びっくりしちゃうポイントではあるので、あらかじめ言っておきます。

ちなみに、4回目の今日も1時間くらいはかかりました。検査というより、自分に一番合うレンズを吟味してくれている感覚です。

 

豊福氏の言葉がいちいち心に残る

検査の間も色々質問されたり、とてもタメになる「目の使い方」や、「考え方」、「世界の見方」を教えてくれます。

「眼はただのレンズじゃなくて、突出した脳だから、目の使い方を変えるだけで脳も変わる。ひいては世界も自分自身も変わるよ」とか

「○○(僕)さんは、とてもきれいな眼をしてるね、使い方も間違ってはないよ。ただもっと上手に使えるはずだから、その使い方を練習しよう」とか。

一番びっくりしたのは、自分の性格とか特徴、考え方とかを見事に当てられたこと!!

個人的なことなので詳細は省きますが、色々な問診はあったにしろ、占い師や霊媒師なみに、眼を見るだけでこんなにも色々なことがわかるんだと、とても興奮しました。

 

注意

人によっては目の使い方が悪いと、めちゃくちゃ怒られるみたいです。なんで今までこんな眼の使い方をして、自分をいじめてきたんだ!とか。最悪は眼鏡を作ってくれないこともあるとか・・・

 

自分の眼鏡に対する思いが一番変わったのが

「ただ遠くまできちんとピントが合って見えるのが、良いわけじゃない。」

と言われたこと。

普通の眼鏡屋さんだと、「1、5」見えるようになったからOKです。みたいな検査をするけど、それはとても乱暴で自分を痛めるということ。

「ただ遠くまで見えることと、ちゃんと眼を使うことの違い」はとても大きいですね。

それって世界の見方も変わるってことですから。

 

調整してもらった眼鏡で世界を見たときの感動

世界はこんなにも立体的で奥行きがあったのか!

そんなこんなで、時間をかけてとても丁寧に調整してくれた眼鏡をかけて、お店の中から外の景色を見たときの感動は10年経ったいまでも忘れられません。

「世界はこんなにも立体的で奥行きがあったのか!そしてこんなにも色が優しかったのか!」

見える世界が、何もかも違うんです。

世界が立体的で奥行きがあるだなんて当たり前じゃないですか?

それが、脳にダイレクトに届いてくる。例えるなら今までは「硬直した平面の世界」で、今見えているのが、「自然のありのまま世界」。

これはいくら言葉を重ねて説明しても、実際に経験しないとわからないです。実際に、この感動を何人かの人に話しても、「え、世界ってもともと立体的だよね?」と言われる始末。

そうじゃないんだって!!違うの!

新しい見え方に感動していると、隣でとよふくさんが言います。

「子供の頃はこんな風に世界を見ていたんです。久々の見え方だけど懐かしさがあると思います。」

なるほど、懐かしい感じはする。そんな気もしてくる。詳しくは覚えてはいないけど...でも感動してるよ。

手前と真ん中、奥の距離感もしっかりわかるでしょう?【距離感】は【間】です。

だから物事や人との距離感がうまく取れない人を、世間では【間が悪い】とか【間抜け】と言うんです。ちゃんと見えていれば、その【距離感や間】を間違うことはありません」

 

もう「眼から鱗」とはこのことです。

僕の中でさっそく何かが変わり始め、「見え方」が変わると確実に自分も世界も変わるなーと納得しました。

 

調整してもらった眼鏡で近くのものを見たときの驚き

『眼鏡のとよふく』では仕事などで「遠くを見たりする用」と、パソコンやスマホ、読書をすると胃などの「近くを見るとき用」の2本の眼鏡を作ることを勧められます。

僕は、最初に「遠くを見る用」の眼鏡だけを作って、そこから2年後くらいに「近くを見る用」を作りました。

遠くを見るときの感動とはまた違い、近くを見たときは驚きました

だって、新聞を渡されて、その文字を読んだときに、新聞の小さな文字が、直接脳に届いてくるんです!

しかも、一字一字はもちろんのこと、段落毎も読めて、自然とフォトリーディングしてる感じです。読んでいる箇所だけ焦点が合って、そこだけ浮き出てくる感じとでもいうんでしょうか。

ほんと、ぶったまげました。

「近くを見る用」の眼鏡は手元がよく見えるように調整してるけど、実際は1mくらいの距離までは見やすくなってるそうです。

だから、何かを読んだりするとき以外に、家にいるときにつけるのもお勧めだそうです。とよふくさん曰く、「奥さんや子供もよりきれいに可愛く、そして優しく見えますよ」って。

 

遠く用(仕事用)と近く用(手元や日常)を使い分ける

初めは「え?2本も眼鏡を作らなきゃダメなの?」と思っていたけど、考えてみれば当然ですね。

遠くを見えるように調整したレンズで、近くを見れば疲れます。そして近くを見えるようにしたレンズでは、当然遠くは見えない。

『眼鏡のとよふく』では「いかに楽に、そして身体(と脳)に負担がかからずに、素直に見えるか」を一番大事にしています。

 

視力が確実に上がっている

この視力が上がる効果は、『眼鏡のとよふく』さんではそれほど重要だと思っていません。

と言うか、視力が上がることを目的にしていなくて、あくまでちゃんと「眼を使える」ようになることが大事だと考えているからです。

実際に何度か訪れるたびに、視力が上がりましたねー!なんて話をしても、「人によっては、そういうこともありますね」みたいな感じでこの点に関しては素っ気ないです。

でも、実際に僕自身は視力が上がっていて、「毎回少し度が下がる眼鏡を買う」っていう面白い経験をしています。

 

『眼鏡のとよふく』のここが気になる!

 

コンタクトレンズは断固拒否!

コンタクトレンズを使いたいと思ってる人には確実に合いません。

と言うか、そう言う人は検査すら受けさせてもらえません。

なので、『眼鏡のとよふく』で眼鏡を作ってもらい人は、コンタクトレンズと決別しないとダメです。

 

フレームの量が限られている

都内のお洒落な眼鏡屋さんにあるようなフレームは、あんまりありません。

例えば、有名なイギリスの「カトラー・アンド・グロス」や「オリバーゴールドスミス」、アメリカの「オリバー・ピープルズ」「トム・フォード」などです。

ただ、『眼鏡のとよふく』さんもフレームに関しても一家言あって

身体に負担のかかるフレームは取り扱いしない

そのため、ブランドなどの有名なフレームは少ないですが、「身体に負担がかからない」を基準に、独自にセレクトされたフレームが並びます。

種類はあるので、気に入るフレームも見つかります。

あと、上記のような理由から、基本的に持ち込みのフレームもダメです。

 

値段はやはりそれなりにする

普通の眼鏡を作って、だいたい一本作って6〜10万円くらいします

レンズ代が3万円弱〜、フレームが2万円〜的な感じでピンキリです。

量販店に行けば1万円もかからずに眼鏡が作れる時代において、この値段をどう捉えるかは、正直に言うと「予算と人生観」によります。

ちなみに、僕は今まで4本作りましたが、全く後悔してないです。むしろ、「脳と眼のメンテナンス」や「世界の見方の勉強」としては値段相応というか、お手頃にすら感じます。

決して安くない出費ですが、眼鏡のプロフェッショナルとしての仕事の対価として納得しています。

 

なかなか予約が取れない

数年前は、初めての人は予約を取るのに3ヶ月くらいかかったみたいです。このあいだ聞いてみたところ、今なら初めてでも1ヶ月前後くらいで取れるそうです。

コンビニ感覚で今日電話して明日行くみたいなのは無理なので、そこは覚悟しておいて下さい。

ちなみに、一度作った人は優先的な予約枠があるので、もう少し早く取れます。

 

【伝説の眼鏡のとよふく】それって本当に見えてる?世界はこうも立体的で奥行きがあったのか!【体験記】まとめ

今回は伝説の眼鏡屋『眼鏡のとよふく』さんについてでした。

特徴を簡単にまとめると、

ここの眼鏡をかけると、世界の見え方が変わる

そのため検査時間は長く、とても丁寧

値段もそれなりにする

コンタクト派には無理

と言ったところです。

今は、新しく作った眼鏡が届くのが楽しみ!!

気になった人は、お試しあれ!

 

 

▼ 追記 ▼新調した眼鏡が届く

今回購入した眼鏡が届きましたー!10日くらいで届きました。

 

今回選んだフレームはl.a. Eyeworks(公式HP)というブランドです。

形、質感ともにかなり気に入ってます!

 

ちなみに、なぜか毎回お塩も一緒に送ってくれます。

そして、添えられている注意書き。これが今回の記事の全てを語っています。

眼鏡のとよふく手紙

眼鏡のとよふくさん、今回もありがとうございました!

 

  • この記事を書いた人

ホッピ

副業ブロガー。人生の質の【1ランクUP】をモットーに、価値ある【情報】や【製品】をレビュー・発信するブログ。 撮影隊のプロとしての経験を活かして、実際に現場で使った【ギアやアイテム】を忖度なしに紹介。 【アイテムレビュー】などのご依頼は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。応援します。

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